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2007年9月16日 (日)

音楽との出会い(Ⅴ)

音楽との出会い(Ⅴ)

初めてその人の音楽に出会い、その声を耳にしたとき、あのカザルスをはじめて聴いた時とまったく同じような衝撃を受けた人物がもう一人います。

それが「世紀の歌姫」「不出生のプリマドンナ」「永遠の女神(ディーバ)」と呼ばれているマリア・カラスその人なのです。

当時、東芝EMIからリリースされていた「マリア・カラスの芸術」と言う上下2セットで五枚組みのレコードをいきなり購入してきたのは、カラスを聴いてみようということもありましたが、それよりも色々なオペラのアリアが網羅されていたので、ちょうどオペラの勉強をしてみようと思っておりましたので、またとないセットだったのです。

そのころはまだマリア・カラスに対する知識は、テバルディのライバルであり、なにか凄いらしい、といった程度で、ほとんどまったくといってよいほどありませんでした。

そこでまずはカラスの定番といわれその代名詞にもなっているベッリーニの歌劇、「ノルマ」のなかのアリア「カスタ・ディーバ(清らかな女神よ)」を聴こうと思いました。

ハードケースからレコードを取り出し、プレーヤーにそのレコードをセットして針を置きました。

静かに前奏が始まりその長い、長い前奏が冒頭にもどるとやがて歌が始まります。

そのカラスの声が聴こえた瞬間から、あのカザルスのバッハを初めて聴いた時と、まったく同じような衝撃的な体験をすることになりました。

陰影に富んだその歌声は、張り詰めた緊張感を持って、まったく別の次元、別の世界から聴こえてきたように感じられたのです。

以来すっかりその歌声に魅せられ、熱病に侵されることになり、とうとうカラス気違いとう重い病を患うこととなったわけです。

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